なぜ今、インドで「内面が変わる研修」が必要なのか
- dyamamoto29
- 5月20日
- 読了時間: 2分
更新日:5月26日
「スキルを学ぶだけの海外研修では、もう物足りないんです。」
これは、私たちがインドで実施している企業研修に参加したある担当者の言葉です。
新入社員や次世代リーダー層に「グローバル経験を積ませたい」「多様性を肌で感じてほしい」と、数多くの企業が海外研修を導入しています。でも本当に、その経験は“内側を揺さぶる体験”になっているでしょうか?
私は10年近くにわたって、インドを舞台にした実践型の海外研修を企画・運営してきました。プログラムの特徴は、単なるビジネス体験や観光的な文化理解ではなく、自分の内面と本気で向き合う設計にあります。
何かに気づいた瞬間、自分の感情と向き合った時間、行動が少しずつ変わっていった経験——人によってそのペースも深さも異なります。
大切なのは、「どう変わったか」だけでなく、「なぜ・どうやって変わっていったのか」。
それぞれの物語から、成長のヒントや内面の動き方を一緒に探っていきたいと思います。
■ 外側の変化ではなく、“内側の変容”を起こす
たとえば、研修生が「自分の価値観が根底から揺さぶられた」と語る瞬間があります。それは、例えば目の前の現地の人に対してストレスを感じたとき、文化の違いに戸惑ったとき、自分の正しさが通用しなかったとき——その感情のゆらぎこそが、自分自身を知る入り口になるのです。
私たちの研修では、このような“不快感”や“違和感”をあえて回避せず、受け止め、言語化し、内省するプロセスを重視します。つまり、「現地での経験 → 感情の揺れ → 内省 → 意識変容 → 行動変容」という循環をデザインしているのです。
■ 自己認識が深まると、レジリエンスが育つ
自己認識が深まることで、「自分はどんなときに動けなくなるのか」「何がモチベーションを下げるのか」など、自分の“内なるパターン”に気づくようになります。
これにより、ただ知識やスキルを積み上げるのではなく、メンタルの土台が整い、自分をリカバリーする力(=レジリエンス)が育っていきます。
多くの企業がいま、人材育成においてこの「内面の強さ」を求めています。ところが、座学や座談会だけでは決して得られないのが“本当の変容”です。
インドという混沌と熱量の中で、人がどう自分の殻を破り、気づきを得ていくのか。実際の研修事例をもとに、リアルで、等身大のストーリーを綴っていきます。
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