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「なぜ、あなたはここにいるのか?」──本当の目的を見つけるということ

  • dyamamoto29
  • 6月25日
  • 読了時間: 2分

インドでの2ヶ月の研修が始まる初日、必ず最初に聞く問いがあります。


それは、「Why are you here?」──なぜ、あなたはこの研修に参加したいのか?──あなたは、この2ヶ月で何を成し遂げたいのか?


すると、多くの研修生がこう答えます。


「会社の事業に貢献したい」「視野を広げたい」「会社で海外勤務を目指しているので、その準備として」


もちろん、それも立派な理由です。けれど私は、こう問い直します。


「それは“自分の声”ですか?」


最初に出てくる目標は、往々にして「他者からどう見られたいか」という視点からくるものです。いわば、“評価されるための目的”。


けれど、インドのような予測不能で、価値観の違いが渦巻く環境に放り込まれたとき、表面的な目標は、簡単に揺らぎます。「何のためにやってるんだろう」と自問し、迷いの中に立ちすくむこともある。


そんな時、支えになるのは、自分の内側から湧き上がってくるような、心からの目的です。


ある研修生はこんなふうに語りました。

「正直、最初は人事の期待が気になっていたんです。でもインドに来て、色んな人と出会って、あらためて“自分って本当は何がやりたかったんだろう”って考えるようになった。それに気づいたとき、毎日の行動も変わりました。」

「本当の目的」は、頭で考える“正しい目標”ではなく、心の奥にある“ワクワクするビジョン”だったりします。論理ではなく、情熱。評価ではなく、意味。


2ヶ月はあっという間です。この短い時間の中で、自分を変えるには“方向性”が必要です。だからこそ、最初に「2ヶ月後、どうなっていたいか」を思い描き、毎日そこに少しずつ近づく意識で過ごす。


その姿勢が、行動の質と変化の深さをまったく違うものにしてくれます。


あなたが今、目の前にあるこの時間に、どんな意味を持たせたいのか。それを問い続けることが、インドという“自分を映す鏡”の中で、自分らしい成長へとつながっていきます。

 
 
 

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