なぜ同じ練習をしているのに、伸びる選手と伸びない選手がいるのか
- dyamamoto29
- 6月3日
- 読了時間: 3分
最近、高校テニス部のコーチとして選手たちと関わる中で、改めて考えることがあります。
同じ練習をしている。
同じコーチから指導を受けている。
同じ試合に出場している。
それなのに、1年後には大きな差が生まれている。
なぜだろうか。
これはテニスだけの話ではありません。
私が長年携わっているインドでの海外研修でも、まったく同じことが起きています。
同じ研修に参加し、
同じ企業を訪問し、
同じミッションに取り組み、
同じ環境で2ヶ月間過ごしている。
それでも、大きく成長する人と、そうでない人がいます。
私はずっと、
「この違いはどこから生まれるのだろう」
と考えてきました。
勝った・負けたの先にあるもの
テニスの試合後。
ある選手は、
「相手が強かったです」
「今日はサーブの調子が悪かったです」
と言って振り返りを終えます。
一方で別の選手は、
「なぜあの大事なポイントを取りきれなかったのだろう」
「勝つためには何が足りなかったのだろう」
「自分はプレッシャーがかかると守りに入る傾向があるのかもしれない」
と、自分自身に問いを投げかけています。
試合という経験は同じです。
しかし、その経験から何を学ぶかは違います。
そして、その差は時間とともに大きくなっていきます。
海外研修でも同じことが起きる
インド研修でもよく見かける光景があります。
同じトラブルを経験しても、
ある人は
「インドだから仕方ない」
で終わります。
一方で別の人は、
「なぜ自分はあれほどイライラしたのだろう」
「なぜ自分は発言できなかったのだろう」
「なぜ不安になったのだろう」
と考え始めます。
インド研修の価値は、インドを知ることだけではありません。
むしろ、
自分を知ること
にあると私は思っています。
日本では見えなかった自分の考え方や感情のクセが、異文化の中でははっきりと表れるからです。
本当に差がつくのは自己認識力
私は、成長の差を生む最大の要因は、
技術でも、知識でも、才能でもなく、
自己認識力
だと思っています。
自己認識力とは、
自分を客観的に見る力です。
自分は何を感じたのか。
なぜそう感じたのか。
なぜ行動できたのか。
なぜ行動できなかったのか。
自分はどんな時に強く、
どんな時に弱くなるのか。
こうしたことを理解できる人ほど、経験を成長につなげることができます。
私たちが本当に育てたいもの
顧問の先生やコーチは、
「試合で勝てるようになってほしい」
「もっと強くなってほしい」
と思うでしょう。
企業の人事担当者は、
「海外で成果を出せる人材になってほしい」
と思うでしょう。
もちろん、それらは大切です。
しかし私は、それらの土台となる力があると思っています。
それは、
自分を理解し、
自分で考え、
自分で改善し、
自分で成長していく力です。
テニスでも。
仕事でも。
海外研修でも。
人生でも。
本当に成長する人は、
誰かに成長させてもらう人ではありません。
経験から学び、自分自身を成長させ続ける人です。
成長の出発点は、いつも自己認識
私は試合の勝ち負けだけを見ているわけではありません。
研修の成果だけを見ているわけでもありません。
その経験を通じて、
「自分について何に気づいたのか。何を学んだのか。」
そこにこそ、本当の価値があると思っています。
経験そのものが人を成長させるのではありません。
経験を振り返り、自分自身と向き合った人が成長するのです。
そして、その成長の出発点は、
「自分を知ること」
なのだと思います。



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