”本当に正直なことを書くと、とにかくインドの皆さんが英語で何を言っているのかが聞き取れなかったです”
”インド人の英語を全然聞き取ることができなかったので、なまっていても聞き取れるぐらい英語力を高めたいと思った”
”ここまでクセのある英語を聞き取ろうとしたことはなかったので、もっと様々な英語のリスニングを経験していくべきと思った”
東洋学園大学で国際キャリアを目指す大学2年生11名、インドのプネにあるSymbiosis大学で日本語を学んでいる大学生20名で、 英語と日本語を使ったオンライン交流会を開催しました。
交流会を一緒に企画した東洋学園大学の坂本ひとみ先生からは、”この会の目的は、日本にとって重要なアジア、それも来年は人口が世界一になるといわれている大国インドについて知り、インドの方と交流する機会を持つことです”
”これから留学をし、国際社会で活躍しようとしている学生にとって大事なファースト・コンタクトになります。また、外国人を対象として日本語を教える日本語講師をめざしている学生もいるため、これらのインドの学生たちが何を求めて日本語を学んでいるのかを知ることも意義あることであろうと考えられました”
(参照:https://www.youtube.com/watch?v=4-2nqd6-ZXg)
(参照:https://strainer.jp/notes/5416)
また、本学の学生が卒業後に英語を用いて海外で仕事をするとき、インドをはじめアジアに赴任する可能性はおおいにあると思います。実際、昨年の春、本学を卒業した学生が、現在、インドのデリーで仕事をされており、彼女にもゲストスピーカーとして参加していただき、留学で得たことが今、インドで仕事をするのにどのように役立っているかも話してもらうことになりました。
前半では、ICP2年生全員によるビジネス的思考をとりいれた英語プレゼンテーション ”How to spread otaku culture to India” を披露し、その後のグループに分かれての討議においても、日本のサブカルチャーについて話がもりあがっていました。
後半は、インドの大学生の日本語練習を目的として、一人一人が日本語で自己紹介をし、グループに分かれても日本語をメインで討議をしましたが、まだまだ日本語学習を始めたばかりの方もいらして、英語で補いながらのセッションとなりました。
こちらからの質問で「好きな日本語は何ですか?」の問いに、インドの方から「生きがい」や「前向き」という言葉が出てきて、日本側が感動をする場面もありました。
交流会のあとの振返りにおいて、
日本の生からは、
「日本語をがんばって学んでいるインドの方の姿を見て、自分も外国語を学ぶモチベーションが上がりました」「インドの方と交流できる機会はなかなか無いので、とても貴重な時間になりました。インドの学生の中には,私よりも年下であるのに、日本で働きたいとはっきりとした目標を持っていて感心しました」「ボリウッドのおすすめのインド映画を教えてもらえてよかったです」などの感想が聞かれました。
インド人大学生の感想は、
「日本語ネイティブの人と話す初めての貴重な機会であった。みんな、わかりやすい日本語でゆっくり話してくれていた。」や「日本のサブカルチャーについてのプレゼンがとてもよかった。」というものが多かったです。もっと日本のことが知りたい!ネイティブの日本人ともっと話しがしたい!インド人がたくさんいることが改めて認識しました。
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多くの日本人学生にとってインドはまだまだ遠い国です。インドの本当の魅力を知らない学生もたくさんいます。そんな学生たちにもっとインドを知って欲しい、自分の体験を通してインドを理解して欲しい。そのために、どんな形でも良いので、インドを体験する、インド人と交流する機会を作りたいと思っています。
そして近い将来、今回参加した学生たちが日本とインドで活躍している、そんな姿を想像しながら、交流会を企画実施しました。
次回はリアルな交流会を数年振りに実施したいと考えています。
今回は以上となります。
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